選ばれる人になるための時間の使い方③強みの磨き方、弱みの対処法
パーソナルブランディングについて、より具体的な行動に移すために「選ばれる人になるための時間の使い方」をお届しています。
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「強み」が見つかったら、とことん突き詰める!
あなたの本当の強みが見つかったら、時間を惜しまず、どこまでもそれを磨き続けましょう。こう書くと、ものすごく大変そうに思えるのですが、前述のステップに沿って見つけた強みは、あなたにとっては「好きなこと」です。時間を割くことに精神的には何の苦もないでしょう。
強みは磨き続ければどんどん強化させることができ、サボれば現状維持どころかみるみる弱くなってしまいます。「好きなこと」に絞り込んでいるのは、苦痛なく継続するためです。
強み強化の際には、「スキル」と「マインド」という2つの側面に注目してみるといいでしょう。スキルとは「技術」「ノウハウ」「資格」「専門知識」など「ニーズを満たしたり、顧客の問題を解決するためのもの」、マインドとは「人柄」「感情」「価値観」「スピリット」など「人の心を動かすために必要なもの」のことを指します。たとえば、「ホスピタリティに富んだサービスを提供したい」というマインドと「そのための洞察力、知識、提案力」というスキルというように、強みはスキルとマインドの両方が影響し合っています。どちらか一方だけを磨いても、それは強みとして発揮されないのです。
「弱み」は放置しておけばいいの?
「強み」にフォーカスするということをお伝えしてきましたが、こういう疑問は浮かんでいないでしょうか?「じゃあ、弱みは弱みとして、置いておけばいいの?そのせいで他者に取って代わられることはないの?」
答えは、「弱み」に対してももちろん対処が必要です。しかしそれは、あなたが克服するという方法ではありません。あなたの弱みをカバーしてくれる、というより、そここそ得意としている別の誰かの手を借りるのです。ビジネスパートナー(顧問契約や相談役)になってもらう、会社の仲間として迎える、共助関係として交流するなど、いろいろな方法があります。
「事業にかかわるひとりひとりが得意分野にフォーカスする」ことは、顧客にとっても自分たち自身にとってもメリットが多いのだ、ということを思い出しましょう。
弱みをカバーしてくれる人との出会い方
では、具体的にどうやってそうした人と出会えばいいのでしょうか?まず思い付くところでいくと、イベントや交流会、勉強会、名刺交換会に顔を出すこと。それから、知り合いに紹介してもらうこと。そして、インターネットで検索したり問い合わせることあたりでしょうか。
でも、待ってください。何も考えずに「人と会う」ことだけを行動に移すと、あなたのお金や時間を無駄にしてしまう可能性があります。
たとえば、あなたが得意とする領域について情報や協力を求めている人がいるとします。その人のことを何もわからない段階から、協力できるでしょうか?個人事業主であるあなたにとって、誰かのために時間や労力を割くというのは思い切りのいることですよね。それは、あなたが出会いたい相手にとっても同じことです。
ですから、まず人と出会う前にするべきなのは「自分の価値観、理念、強み」を「アウトプットする」準備です。ひとつは「自己紹介文」をつくりましょう。そして、相手があなたについて調べた時により深い情報が得られるように、インターネット上で情報発信しましょう。FacebookやInstagramを活用する方法もありますし、私のようにコラムを発信するというのもひとつの手です。
相手が「共感できる」「面白い」と思ってくれることで協力を得やすくなったり、意気投合して新しいチャンスを作り出すことができたり、モチベーションを高めあうこともできます。そうした人との繋がり、信頼関係は、あなたにとってかけがえのないものになるでしょう。
「選ばれる人になるための時間の使い方」についてお届けしてきました。いかがでしたか?あなたが選ばれる存在でい続けられるよう、強みを磨いていきましょう。
今回のワーク
●あなたが磨くべき「強み」は何でしょうか?第三者の声を取り入れて改めて考えてみましょう。
●あなたが優先して克服する必要のない「弱み」は何でしょうか?
●あなたが克服しない「弱み」を誰の手を借りてカバーするか考えてみましょう。
この記事の提供者
Busico.パートナー
株式会社ファーストブランド(https://www.firstbrand.co.jp/)
代表取締役社長 河本扶美子様
提供サービス:まちの専門家を探せるWEBガイド マイベストプロ(https://mbp-japan.com/)